こんにちは、ナオトです。
前回はドルコスト平均法の基礎について説明しました。【基礎編】をご覧になっていない方は、まずはドルコスト平均法の基礎を理解してから【応用編】に進んでください。
簡単におさらいすると、ドルコスト平均法は
- 株式や値動きのある商品を購入するときに、価格が安くても高くても毎回決まった時期に同じ金額を投資する
- 価格を平均化させてリスク回避
- 長期的な投資法
という特徴がありましたね。
FXに活用するか説明していくよ
長期運用ができるようになるぜ
FXの情報を発信してます
fa-checkドルコスト平均法をFX取引に応用するやり方がわかる
fa-checkドルコスト平均法を使った戦略の立て方がわかる
fa-checkドルコスト平均法の注意点がわかる
目次
投資期間ではなく目標価格を設定する
結論から言うと、FX取引にドルコスト平均法を応用させるには
fa-buysellads投資期間で平均化させるのではなく、価格で平均化させる
fa-buysellads決済目標価格を設定する
fa-buysellads横軸である時間経過ではなく、縦軸の価格で判断する
少し想像してみてほしいのですが、ドルコスト平均法が長期的な投資法とはいえ、利益を出すことが投資の目的であり、決済しなければ利益も確定しませんよね。
ドルコスト平均法は長期的な時間を使い、徐々に資産を増やしていく投資法ですが、時間を使ったからといって増える保証もなければ、逆に、時間を使うリスクも生まれます。
失敗するドルコスト平均法の使い方で多いのは、長期投資という言葉に惑わされて、明確な決済価格を最初に決めていないからです。
とはいえ、長期間の投資で購入価格を平均化できるのはドルコスト平均法の強みでもあります。この強みを活かしつつFX取引に対応させる方法を、次項で説明していきます。
購入価格・決済価格・投資金額を決める
最初に購入価格・決済価格・投資金額を決めていきます。ドルコスト平均法は手間がかからないとはいえ、この最初の設定だけは考える必要があります。
購入価格
購入価格とは、例えばドル円であれば110円とか109円といったレートです。ユーロ円であれば、現在120円くらいです。
このように購入する通貨、価格を決めていきます。この場合、ある程度値動きのある通貨を選ぶことがポイントです。
決済価格
決済価格とは上記のドル円の例でいえば、保有したポジションを115円で利益確定させるといったことです。
投資金額
FX取引における投資金額とは、LOTのことです。利用しているFX会社・証券会社によっては取引単位が変わってきますので注意が必要です。ちなみに、僕が利用しているFX会社は0.1LOT=1万通貨です。証券会社によっては何枚というところもあるかもです。
ここでのポイントは
fa-check-square1回あたりの購入LOT数・合計LOT数を決めておくことです。
例えば上記のドル円の例でいえば、最初の価格110円で1LOT購入し、決済価格115円までに到達する間に10LOT購入する、といった感じです。
この場合、合計LOT数が10LOTなので1回1LOT×10回購入=10LOTということになり、購入回数10回でドルコスト平均法をおこなうことになります。
具体的な戦略を立てる
ドル円を目標決済価格である115円に到達するまでに、1LOTずつ10回、合計10LOTを投資するという目標を立てたとします。
実際は相場状況により、いろいろなやり方があると思いますが、FXでドルコスト平均法をする場合には購入時期ではなく、購入価格を決めておくと便利です。
FX取引では、100円、100円50銭などのキリ番や、チャートの節目が意識されることが多いです。
これを利用して購入価格を決めておくと簡単です。
そして、FXの魅力は『買い・売り』のどちらからでもエントリーできることです。なので、相場が下落していきそうな局面では売りからドルコスト平均法をおこなうこともできます。
便利な注文方法・IFO注文を利用する
FX取引注文の種類の中に、あらかじめ指定したレートで購入・利益確定・損失確定を設定できるIFO注文(イフダンワンアナザーキャンセル注文)があります。
この注文方法は、ドルコスト平均法にマッチした注文方法です。なぜかというと、一度設定してしまえばあとは手間がかかりません。
IFO注文方法を詳しく知りたい方はこちらを参考にしてください。
ですので、最初の戦略をたててしまえば、あとは機械が自動で注文してくれます。
口座を使い分けよう
ドルコスト平均法は長期投資です。先ほど目標価格を設定したほうがよいと言いましたが、いくら目標価格を設定したとはいえ、目標価格に到達するのに、どのくらいの時間がかかるのかは、誰にも読めませんよね。
仮にあなたがスキャルピングや、デイトレーダーであったとしたら、長期間保有しながら普段の取引をしなければなりません。1つの口座で違ったスタイルの取引をおこなうのは、好ましくありません。
ですので、普段の取引用の口座、ドルコスト平均法を使った取引をする口座に分けましょう。そもそもドルコスト平均法を使った取引は、ある程度精神的に気にしなくて済むような投資法ですからね。
僕が利用しているFX会社には、1度口座開設すれば、複数の口座を作れるという素晴らしいシステムがあります。いちいちAというFX会社に1口座、Bという証券会社に1口座を開設する、といった面倒なこともありません。
fa-checkこのFX会社の詳しい内容・口座開設方法を知りたい方はこちらを参考にしてください。
ドルコスト平均法まとめ
fa-check-circle投資期間ではなく目標価格を設定する
fa-check-circle購入価格・決済価格・投資金額を決定する
fa-check-circleIFO注文を使って自動的に購入できるようにする
fa-check-circle普段のFX取引口座とドルコスト平均法用口座にわける
fa-check-circle一度口座を開設すれば複数口座作れるFX会社がある
fa-check-square複数口座作れるFX会社↓↓↓↓
ドルコスト平均法はトレンド相場で威力を発揮します。長期的に見て、トレンドがどちらに向かっていくのかを見極めることも大切ですね。トレンドを読むには、テクニカル分析が必要です。テクニカル分析のことが、あまりわからない・苦手・勉強中といった方のために『週間チャート分析限定版』という記事が当ブログにあります。
毎週末に翌週の為替相場の動きを分析している記事です。週間チャート分析限定版でテクニカル分析を学んでみるのもありですね。
無料登録すると読めるようになります。詳しい無料登録方法はこちら