こんにちは、ナオトです。
資金管理と聞くと、何だかむずかしく聞こえますよね。
しかし、FXに限らず投資全般において資金管理は大切です。資金管理を怠ると、あっという間に資産が減ってしまいます。
そこで今回は、資金管理は難しい事ではなく、資金管理を正しく行うことがリスク管理にもつながり、その結果として資産を守ることができるようになるということ。さらに資産を守ることが、自然と資産が増えていくことにつながるというところまで深堀して説明していきます。
損失を出すこともあるからな
FXに関することをつぶやいてるよ
fa-check実際のところ、資金管理ってなにするの?
fa-check大事なことだとわかっているけど、あまり考えたことがないんだけど
fa-checkFX取引で勝っていればいいんじゃないの?
fa-checkちゃんと損切してるから資金管理はできてるはず
FX取引を始めたころはトレードが楽しくて、取引すること自体が目的になってしまいがちです。しかし本来の目的は、トレードすることではなく資産を増やしていくことです。
資金管理をしていないと、たった一回のトレードで相場から退場させられてしまう可能性もあります。
目次
資金管理とはトレードコントロールすること
結論から言うと資金管理とは
fa-checkトレードの適切なポジションサイズ・損益バランスをチェックする
ということです。
この『適切な』・『バランス』を知ることが資金管理での重要ポイントになります。とはいえ、FX取引で勝ってるからそこまで考えなくてもいいんじゃないの?ちゃんと損切はしてるから問題ないよ、と思う方もいるかもしれません。確かに、取引で勝てていたり、損切をしているというのは良い事です。しかし待ってください。
FXはトータルで資産を増やしていく投資です。FXにありがちな失敗例として、『コツコツ勝ってドカンと負ける』いわゆる『コツコツドカン』という言葉があります。
これではいくら勝てていても、いずれ資産は無くなってしまいますよね。適切なバランスを知って、トレードをコントロールすることが、FXで稼いでいく最短距離の方法です。
コントロールしようぜ
といっても『トレードをコントロールする』にはどうやればいいの?本当に自分で取引をコントロールできるの?といった疑問があると思います。
そこで、資金管理のやり方を4つの重要ポイントと、3つの手順にわけて説明します。4つのポイントと、3つの手順を知ったとき、あなたはすぐに資金管理ができるようになります。
fa-youtube-play2021年3月21日に追記~こちらの動画でもご覧いただけます。チャンネル登録↓↓↓↓
追記終わり
資金管理の4原則
資金管理をするときに大切なことは、ご自身のFX取引状況を把握することです。ご自身のトレードを数字で確認できるようにしましょう。
そのために必要なことは、トレード記録を書いておくことをおすすめします。このトレードノートがあることで、資金管理は飛躍的に簡単になります。トレードノートの具体的な記録の付け方がわからいよ、という方は、こちらを参考にしてみてください。くどいですが、ご自身のトレードは、数字が全てを語っています。
関連記事FXを攻略するトレードノート活用法【すべてを可視化せよ!】
fa-check許容リスクを決めること
fa-check勝率を知ること
fa-check損切をすること
fa-checkリスクリワードを理解すること
この資金管理の4原則を読んだときに、例えばパッとご自身の勝率がでてきますか?トレードをする前には、この4原則を把握しておくことが『適切な・バランス』でトレードするためには重要になってきます。
4-1 許容リスクを決めること
許容リスクとは、簡単に言うとご自身の資産に対し、『1回の取引で損をしても良い金額』のことです。
FX取引では、すべてのトレードで勝つことはとても難しい事です。ですのでトレードで負けてもよい損失額を決めておきます。損失額を限定させることで、1回の取引でのポジションサイズ(LOT)を自動的に決めることができます。
まずは、許容リスクを決めることが資金管理のスタートです。
4-2 勝率を知ること
あなたは、自分の勝率を把握していますか?前述しましたが、FXはトータルで資産を増やしていくことが重要です。少なくとも、1ヶ月単位での勝率は把握するようにしましょう。
資金管理の4原則は、どの項目が抜けていても機能しません。勝率が分からないという方は、相場の雰囲気だけでトレードしている可能性があります。トレードルールがないと、勝率というデータが取れません。データが不安定だと資金管理もそれだけ面倒になってしまいますよ。
トレードルールがない、もしくはトレードルールが作れないという方はこちらを参考にしてみてください。
4-3損切をすること
『損切が大事なのは、わかってるんだよなぁ。でも、なかなかできないんだよねぇ(´;ω;`)』
多くのトレーダーはこういった気持ちですよね。この記事を書いている僕も、わかっているけど損切できない。という期間が何年間もありました(笑)。しかし、損切をできるようになってから少しづつ資産が増えていきました。
コツとしては、前述した許容リスクを決めたこと。そして自分で損切するのではなく、機械に損切してもらったことです。機械に損切してもらうというのはつまり、逆指値注文を設定するということです。
FX取引には、いろいろと便利な注文方法があります。この注文方法をマスターすれば損切も躊躇なくできるようになります。FX取引の便利な注文方法につては、こちらの記事で紹介しています。
関連記事【MT4】売買注文の種類と注文方法マニュアル【機会損失を防ぐ!】
また、損切できるようになると、なぜ資産が増えていくのかについては、こちらの記事でも解説しています。
関連記事【FX初心者】損切を覚えれば自然と稼げる【わかりやすく解説】
損切は、ストップロス(SL)ともいわれます。ストップロスをすることは、損失を限定させる役割があります。
4-4 リスクリワードを理解すること
リスクリワードとは、損失と利益のことです。損益率ともいいます。リスクリワードは勝率と密接な関係にあります。
例えば、リスク1万円、リワード1万円とした場合のリスクリワードは1:1です。リスク1万円、リワード2万円の場合のリスクリワードは1:2になります。
ここまでで、資金管理に重要な4つのポイントがわかってきたと思います。以下で、この4つのポイントを組み合わせた資金管理の方法を、具体的にみていきましょう。
資金管理は『2%ルール』で簡単にできる
ここからは、具体的な資金管理の3つの手順方法です。資金管理とは
fa-checkトレードをコントロールすること
トレードをコントロールするには、以下の手順で進めると簡単に最適なポジションサイズ、損益バランスを保つことができます。そして大事なことは、許容リスクは資産の『2%以内』に留めることです。この2%というのは、勝っているトレーダーは、少なくとも資産の2%以上は、相場という戦場に危険をさらさないことからきています。
勝率からリスクリワードを決定する
例えば勝率50%、リスクリワード1:1の場合は勝つことができませんよね。1回の利益1万円で、勝率50%ですと次は負ける計算です。次に負けた場合は損失も1万円です。
仮にあなたの勝率が50%であるならば、リスクリワードは1:1以上にしないと資産は増えていかないことになります。
許容リスク『2%ルール』から損失額を決定する
例えば、あなたの資産(証拠金)が100万円とすると、許容リスクである損失して良い金額は2万円ということです。
なので、損切をしなければいけないタイミングということです。このとき、注意しなければいけないのは、複数ポジションを保有しているときです。この場合は、全体で2%以上になった場合に損切します。
ポジションサイズ(LOT)を決定する
ポジションサイズは資産の大きさで決まります。そしてポジションサイズを決める数式があります。
fa-check-square-oポジションサイズ(LOT)=リスク許容金額÷リスク許容pips
例えば証拠金100万円、リスクリワード1:1.5、リスク許容金額2万円(2%ルールを使う)、リスク許容pipsを100pipsとした場合、
2万円÷100pips=20000通貨(0.2LOT)という計算になります。この20000万通貨が今回の例では適切なポジションサイズになります。
あとはご自身のトレードルールに従って、取引タイミングが来たら20000通貨でエントリーするだけです。この20000通貨で取引するということがトレードコントロール、資金管理しているという事です。
fa-check-square『2%ルール』については、こちらの記事で、さらに詳しく説明しています。
あわせて読みたい【FX】資金管理『2%ルール』を具体例でわかりやすく解説【画像付き】
資金管理のまとめ
fa-check-circle資金管理はトレードコントロール
fa-check-circle資金管理には4原則がある
fa-check-circle資金管理は3つの手順でOK
ちなみに、『2%ルール』のもとは『投資苑』という書籍から有名になった資金管理のルールです。