こんにちは、ナオトです。
fa-check2020年10月17日に追記
無料会員様限定記事ですが、だいぶ時間も経過しましたので一般公開にしました。以下の記事の内容は変えていません。チャート分析のやり方の参考になれば幸いです。
追記終わり。
先週のトレードはいかがでしたか?おそらく利益を出せたのではないでしょうか。週間チャート分析限定版のチャート分析は、ゴールデンウィーク週で、相場が読みにくくなるのでお休みしてます。
前回の無料会員様向けの記事で書いたように当ブログで使っているインジケータの説明をしていきます。これから更新していく合計3記事で当ブログのチャート設定と使い方は一応完結します。控えめに言って、この3記事を暗記するくらい読み込んでいけば今までとは全く違う相場の景色が見れます。ですので、この3記事に関してはブックマークなどしていつでも読めるようにしておくことをオススメします。
3記事の内容は
fa-checkトレンドライン・チャネルライン
fa-check水平線・フィボナッチ
fa-checkチャートで徹底解説
という3部構成になります。なお、最後の『チャートで徹底解説』は先週分析したユーロ・ドルのチャートを使い説明します。
今回はトレンドライン・チャネルラインについて説明していきます。
目次
トレンドラインの基本
トレンドラインは使ったことがある、聞いたことがあるという方は多いと思います。しかしながら他のブログ・動画などを拝見すると、間違った使い方で紹介しているものがかなりあります。このことからも、FXで稼いでる人の割合が少ないのもうなづけます。
まずは、トレンドラインとそうではないラインの違いを確認していきます。
上記の描画は、黒色がチャートの値動きです。上昇方向に向かっています。そして赤色丸部分の2箇所の安値が切り上がっています。
この段階でラインを引く方も多いですが、これは果たしてトレンドラインでしょうか?
そもそもトレンドとはなんでしょうか?トレンドを知るためには『ダウ理論』の知識が必要になります。ダウ理論について聞いたことがない、聞いたことはあるけど読んだことがないという方は、FXに限らず投資において必要な知識になります。こちらの記事で確認しておいてください。
参考【FX初心者】ダウ理論でトレンドを見抜く【FXのはじめかたvol.23】
ここでは簡単にトレンドについて要約します。上昇トレンドの場合
fa-exclamation-circle高値・安値が互いに切り上がる
fa-exclamation-circle価格が4点目をつける
これを踏まえ、先ほどの上記描画を見てみましょう。安値は切り上がっていますよね。高値はどうでしょうか?この段階では高値は切り上がっていませんよね。ピンク色のラインを上抜けないとトレンドラインとは呼べません。
したがって水色のラインは『ただの切り上げライン』ということです。トレンドラインを引くには下記の描画のようになった段階でトレンドラインと呼べるようになります。
1点目の安値から波形を数えて4点目(2点目の高値を超えた時点)が完成してトレンドラインが引けるようになります。
下降のトレンドラインの場合は、この逆になります。
トレンド・チャネルラインの使い方
チャート分析するとき、最初にトレンドラインが引けるかどうかを確認します。次にチャネルラインが引けるかを確認します。
チャネルラインとは、通常はトレンドラインを平行移動させた2本の線です。
しかし、当ブログでのチャネルラインの使い方は若干違います。チャネルラインを複数引くことで、価格がどこまで上昇するか・下降するか・押し目・戻り位置がある程度わかるようになります。チャート画像を利用して説明していきます。
豪ドル円(AUD/JPY)の1時間足チャートです。使用しているラインの色は、説明の都合上色分けする為に使っています。日足の色・1時間足の色という分け方ではないのでよろしくです。
まず最初にトレンドラインを引きます。トレンドラインが引けるのは水色丸部分ですね。ピンク色ラインの赤色丸部分2の高値を超えています。この段階で黒色④のトレンドラインを1から3に向けて引きます。
次に赤色丸部分2に向けてチャネルを引きます。赤色丸部分1の安値と2の高値が一つの波となります。
黒色①・④のラインが上昇チャネルラインの基本になります。本来はこれだけでも良いのですが、これだけだと値幅があり過ぎて、エントリーポイントが難しいですよね。
そこで有効なのが緑色②・③のチャネルラインです。これを引くことで押し目・戻り・どこまでを決済ポイントにするか?というのが見えてきます。
チャート画像を拡大してみます。
ポイントは、基本である黒色④トレンドラインが引けるまでは緑色のチャネルラインは引けない。ということです。あくまでもトレンドラインを引くことができてからの作業です。
緑色②のラインの引き方は、赤色1の安値から価格が最初に伸びた位置(緑色丸部分)に引きます。
緑色③の引き方は、赤色2の高値から価格が最初に下落した位置(ピンク色丸部分)に引きます。
この2本のチャネルラインを引くことで、今後の値動きや値幅もある程度把握することができます。1枚目の画像のチャートのその後を見ると、緑色のラインが機能していることがわかります。
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ラインの引き方の練習
トレンドラインやチャネルラインを引くことで、チャートの見方が変わってきたと思います。しかしながら、FXは投資である以上100%これで勝てるというわけではありません。
なので、ラインの精度を上げる練習が必要です。ただ単に引けばよいというわけではありません。ラインを引いて過去検証し、どのラインが有効なのかをご自身で確かめる必要があります。
個人差があるので何とも言えませんが、とにかくラインを引きまくることです。以下は僕のパソコンに表示しているチャート画面です。
モニター1面で12通貨ペアを監視しています。もう1画面あってそちらも12通貨ペアを監視しています。合計24通貨ペアです。
みなさんに『週間チャート分析限定版』としてチャート分析記事を書くのは1通貨ペアですが、実際の僕の作業は24通貨分の分析量です。
何が言いたいかというと、最低でもこのくらいやらないと継続して勝つことはむずかしいよ。ということです。24通貨分の分析をしろ、というわけではありません。チャート分析の時間を増やした方が良い、という事を伝えたいだけです。ある程度の時間を使わないと身につかないというのが一番の理由です。
ラインを引く練習のポイントは、週間チャート分析限定版で各時間足ごとで色を分けていると思います。色分けしている意味を考えながらラインを引いてみてください。
3記事目に答えを書きます。次回は水平線・フィボナッチについて説明します。