こんにちは、ナオトです。
今回の記事はFX勉強法の前記事、勉強法の全体像を受けて、より具体的な方法を説明していきます。
前記事を読んでいない方は先に『資産を増やす効率的なFX勉強法・FX学習のロードマップ』の記事を読んでから、今回の記事を読むことをおすすめします。
関連記事【FX初心者】資産を増やす効率的なFX勉強法【FX学習のロードマップ】
何度も読み返していけよ
FXの勉強法についてつぶやいてます
目次
FX勉強法の流れ
前記事で挙げた項目をもとに具体的な勉強法を説明していきますのでもう一度、FX勉強法の流れの項目を書いておきます。
- 本・ブログ・動画などで基本を学ぶ
- 自分に合っていると思うものに絞る
- 真似でも何でもよいのでトレードルールを作る
- 過去チャートを検証する
- デモトレードは操作を確認する程度にしておく
- 実戦取引で自分の許容範囲を見極める
- 実戦取引での結果を踏まえ、トレードルールを改善する
なお、上記項目の1・2・5については、前記事の説明で完結しているので、それ以外の項目について進めていきます。
資産運用するための3ステップ
FXで資産を増やす、または何かの目的のために稼ぎたい、専業トレーダーになりたいなどの理由でFXを始める方がほとんどだと思います。
けれど現実は、そんなに甘くはないです。やはり、稼ぐ順序というものが存在します。
時給1000円で働く新人アルバイトの人が、いきなり1500円にはなりませんよね。研修を受け、何カ月~何年間か働いているうちに勤続期間や能力を認められて時給がアップする、といった感じですよね。
いったん横においとこうぜ
FXもこの点に関しては同じことが言えます。なのでこれから勉強を始める方、初心者の方、最初から稼ごうとは思わないでください。
fa-youtube-play2021年3月29日に追記~こちらの動画でもご覧いただけます。チャンネル登録↓↓↓↓
追記終わり
とはいえ、FXを始める以上はやはり稼いでいきたいですよね。そこでどういった手順・考え方を持って勉強していけばよいかということを説明していきます。
データを取る・チャート検証期間
トレードルールを作る
最初にやるべきことはトレードルールを決めることです。一通りのFXの勉強をして、ある程度基礎がわかってきたら、トレードルールを作りましょう。
これが最初の土台になっていきます。とはいえ、先ほども述べたように最初から稼ごうとは思わずに、ご自身のデータを取る期間と考えてください。
これはご自身が決めたトレードルールを継続して守れているかというのを知るための期間です。
そのためにはトレードノートをつける習慣をもったほうがよいです。
トレードノートに関してはこちらを参考にしてください。
fa-check トレードルールの決め方のポイント
fa-exclamation-circle取引スタイル・分析ツール・リスクリワードを決定する
取引スタイルとは簡単に言えば、FX取引をするときに短期・中期・長期的な取引方法を決めるということです。
分析ツールは移動平均線・ボリンジャーバンドなどといったインジケータのことです。
リスクリワードは取引スタイルや、チャート検証との絡みもありますがご自身が1回の取引で利益を得たいpips数、損失を出しても許容できるpips数を決めます。
トレードルールを検証する
トレードルールができたら実際のチャートでどのくらいの勝率なのか・設定したリスクリワードが合っているかを検証していきます。
その際に検証する通貨ペアを絞ることと、過去チャートの検証ではなく、動いているチャートを利用した方がベターです。
止まっているチャートはあくまでトレードルールの目安として考えておいた方が良いです。僕が言う過去チャートは、『動いている過去チャート』という意味です。
ですので可能な方は、録画ソフトでチャートを録画しておくことをおすすめします。録画ソフトは僕も使っています。
fa-check-square興味がある方はこちらを参考にしてみてください。
録画ソフトの機能・使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。
参考【FX】トレード検証する時に取り入れたいおすすめツール【画像付き】
検証の具体例
ここでは、取引に利用する分析ツールをボリンジャーバンドとRSIとしてチャート検証の例を挙げます。
上記画像はドル円の1時間足チャートです。ボリンジャーバンドの設定はオレンジ色が1σ、緑色の線が2σです。RSIは期間9日です。
①の黒い矢印部分ですが、ここはダウ理論的には上昇トレンド確定の箇所です。よって買い取引で戦略を立てます。
ダウ理論のことを詳しく知りたい方はこちらをあわせてお読みください。
ダウ理論【FX初心者】ダウ理論【FXのはじめかたvol.23】
そして、エントリーのための根拠を決めます。
・ボリンジャーバンドのミドルラインから買いエントリー
・黄色の線のダウ理論より上からの買いエントリー
・RSI50%ラインより上からの買いエントリー
この3つのトレードルールで買いエントリーを決定したとします。そうすると、水色の丸部分で買いエントリー。
利確は2σまでのオレンジ色丸部分。損切は黄色い横ライン。今回は2σまで価格が到達したので、利益になりました。
チェックポイントを決めておこう
仮にこのルールで取引しようと決定した場合は、このような場面の箇所のみ過去チャートをチェックします。
そして、どのくらいの勝率なのかを検証してください。また、その時のリスクリワードもチェックです。
チャート全体を見るのも必要ですが、検証の場合は何をチェックするのか決めて作業することです。
この段階ではご自身のデータを取る期間なので実戦取引をするときは、ご自身が考えている半分以下のLOTで取引すべきです。
資金を残し退場しない期間
次のステップとしては資金を残し、相場から退場しないようにする期間です。
ここでは実戦取引をしながらトレードルールの改善点などを探していきます。そして、取引するLOTはご自身が考えている70%前後が良いと思います。
少しLOTを上げて損益額の変動にも慣れていきましょう。
まだLOTを上げるのが怖いと感じる方は無理に上げる必要はないので、じっくり行きましょう。
実戦取引で自分の許容範囲を理解
ここでの期間で大事なことは、許容範囲を知っておくことです。主に損失の面です。損失は誰でも嫌なものです。しかし、FX取引を続けていく限り全勝できるということは、ほぼないです。
なので、トータルで資産を増やしていくと割り切ってください。この許容範囲に関しては、ご自身が決めるよりほかはありません。
そしてLOTを決める際も利益金額から決めるのではなく、損失金額から決めてください。具体的に言うと
- 仮に、トレードルールでのリスクリワードが1対1
- リスクリワードのpips数が各30pips
- 損失許容金額10000円
この条件で取引する場合は、0.3LOTということになります。また、リスクのpipsが50pipsの場合は、0.2LOTです。
このように損失許容金額を決めてしまえば取引LOT数も自然と決まります。
ただしトレードルールの勝率自体が悪ければ、この法則も通じません。いづれ資金が無くなります。
なので『実戦取引を積み⇒トレードノートを付け⇒トレードルールを改善していく』というルーティーン作業が大事になってきます。
トレードルールを改善
ご自身が決めたトレードルールで資金が増えている方は、変える必要はありません。仮に勝率が50%でもリスクリワードがリスク1リワード2の取引ルールであれば利益は残っていきます。
fa-check 改善するチェックポイント
fa-check-square勝率とリスリワードが合っているか
fa-check-squareトレードルールに過不足はないか
fa-check-square取引スタイルが自分に合っているか
トレードルールを改善するためには、日々のFX取引のデータが役立ちます。ですのでトレードノートは必要です。トレードノートを見れば、どこを修正していけばよいかというヒントが必ずあります。
fa-check勝率とリスクリワード
最初にチェックすべき項目です。勝率50%、リスク2・リワード1では資産は増えていかないですよね。勝率50%であれば、最低リスクリワードは1対1以上でないと資産は増えていきません。
また、勝率が70%あったとしても、リスク9・リワード1のような場合も同様に資産は増えていきません。
fa-checkトレードルールの過不足
トレードルールに従ってエントリーするわけですが、トレードルールというのはエントリーのための根拠を探していくものでもあります。
例えば、この根拠が1つだけというと心もとないですよね。移動平均線がゴールデンクロスしたという根拠だけでは勝てませんよね。
なので、エントリー根拠は3つくらい用意しておき、2つ以上でエントリーした場合はどういった取引結果になるのか、ということも検証していきましょう。
逆に、エントリールールが多すぎてダメな場合もあります。トレードルールを7つも8つも作ってしまうとわけがわからなくなってくると思います。
検証するにしても、検証しようがないかなと思います。
fa-check取引スタイルの合致
ご自身の生活スタイルや、性格にもかかわってくるところです。
トレード結果が良くないと感じたら取引スタイルを見直すのも一つの方法です。
資産を増やしていく期間
fa-bellFX取引がルーティーン化になる
トレードルールがある程度できて、勝ち負けを繰り返しながら資産が残るようになれば、あとは増やしていくだけです。
この期間に来れば、よほど魔がさしたりしなければ資産は増えて行きます。
ここのフェーズに来れば、データが大事で、データを取るために取引している感じになると思います。
そして、取引する⇒トレードノートをつける⇒トレードルールを改善するという流れ作業が身についているはずです。
FX勉強法まとめ
少し長文になりました。最後までお読みいただき、お疲れさまでした。
わかりにくいな、と感じた部分があれば、Twitter:ナオト(@fpnaoto_fxtrade )に質問してください。
可能な限りお答えいたします。
fa-check-square資産運用は3ステップでクリアする
fa-check-circleデータを取る・チャート検証期間
fa-check-circle資金を残し退場しない期間
fa-check-circle資産を増やしていく期間
FX勉強法について説明しました。このやり方であれば、最初に何を決めて勉強していけば、最後はどうなるのか?ということが少し見えてくるのではないでしょうか。