こんにちは、ナオトです。
投資の世界には、相場に関する先人たちが残した数々の格言・名言があります。これらの格言・名言は現在でも実際に役立つものがたくさんあります。トレードに関する心得や、相場の判断に悩んだり迷ったりした場合に、どういった行動をすればよいのかなどを先人たちの言葉が教えてくれています。
こういった先人たちの言葉が的を得ていると感じるのは『歴史は繰り返す』。この現象があるからこそ格言・名言に重みがあり、信ぴょう性も高まります。こういった格言・名言を知って、トレードに役立ていただきたいと思います。
また、FX初心者の方向けに投資の格言・名言の覚えておくべきトップ3を最初に書いています。FX初心者の方は、少なくともこの3つの格言・名言は覚えてFX取引に役立ててください。
取引に対する心得が自然と身につくよ
ということがわかるぜ
相場の格言・名言をつぶやいています
これからつぶやくようにします。
チェックしてみてね(笑)
目次
投資の格言・名言おすすめ3選
百冊の理論書は1回の売買にしかず
相場に関する理論書を百冊読んだところで、1回の売買から得られる知識には到底及ばない。という意味です。逆に言うと、知識だけを学んでいても投資で勝つことは難しい。経験を積んでこそ理論書で得た知識が活きてきます。
『習うより慣れろ』ということです。
相場は常に正しい
誰もが理解しなければいけない言葉です。その時に付けた価格が常に正しいのです。ご自身の固定観念、例えば「今の相場は上がり過ぎてる」とか「最近の相場の動きはおかしい」といった考えで取引する投資家が多いです。
テクニカルやファンダメンタルズ要因に沿わない価格になったとしても、その価格が常に正しいといえます。なので、ご自身の思惑と相場の動きが合わないと感じたときは手仕舞いするのが最良の方法です。
損せぬ人に儲けなし
投資の世界では、ある程度のリスク(損失)を覚悟しない人には、儲けを狙うことができない。という意味です。FX初心者の方は、特にこの傾向が強いですね。そもそも論として、投資はリスクのある商品です。まずこれを理解しましょう。相場の世界では勝率100%というのはほぼ不可能です。損失から学ぶ勉強代として捉えましょう。
悩んだ時の投資の格言・名言
難平商いは怪我の因
難平(ナンピン)とは、買ったときよりも価格が下がったところでさらに買い増して平均価格をを下げていくやり方です。平均価格が下がるので、少し価格が戻れば損切せずに利益を狙えます。
しかし、難平するのがクセになってしまうと大けがの要因になります。買増すという事は、当然ながら取引数量が増えていることになります。価格が逆行した場合に、損失額もそれに合わせて膨れ上がっていきます。
ですので、難平をして今回の取引が助かったとしても、いずれどこかの取引で大きな損失になる可能性が高い。むやみに難平せずに、損失が小さいうちに損切することが大事です。
休むも相場
チャートや値動きを見ていると、ついトレードしたくなってきますよね。しかし、休む間もなく次々に取引したとしても、常に勝てるわけではありません。逆に、取引根拠もないのにトレードしてしまうと、かえって勝てなくなってしまいます。
トレード根拠がない場合や値動きが読めない場合は、無理をせずに相場から離れることも必要という事です。
二番底は黙って買え
二番底とは、チャート形状でよく現われる形でダブルボトムともいわれます。こういったチャートパターンになったときは大衆心理が働いて買いやすくなります。とはいえ、あくまで可能性が高いというだけで底割れして下落トレンドが継続することもあります。
しかし、二番底が割れた場合は、即損切というやり方で対処できるので、傷は浅く済みます。要は確率の問題ですね。
一運・二金・三度胸
トレード機会を逃さないためにトレーダーに必要な要素とは何か?について伝えています。
『運』というのは、なんとなくわかりますよね。どれだけ優れた手法を持っていても相場で100%勝つことは難しい。
『金』は文字通り資金です。資金に余裕がないと、運が向いてくるまで耐えることができません。
『度胸』とは優れた手法、潤沢な資金があり、運が向いてきたとしても肝心の度胸がなければトレードの意味をなさないということです。
心動けば相場に曲がる
心が動くという場面はたくさんあります。自分が予想していたより相場が上昇あるいは下落したときに、それが含み益であれ含み損であれ、どちらの場面でも心が動きますよね。含み益であればもっと利益が欲しいという欲が出ますし、含み損であれば心臓がバクバクしてしまいます。
どちらに転んでも冷静な判断ができなくなりがちです。相場と向き合うには、冷静なメンタルが必要という事です。
頭と尻尾はくれてやれ
この格言はとても有名なので知っている方も多いのではないでしょうか?けれど、なかなか格言通りできないのも事実です。相場の大底や、天井では取引せずに静観しているのが賢い投資家です。
当たり外れは世のならい
相場の読みが当たっても天狗になることではないし、外れても落ち込む必要はないという意味の格言です。相場の大原則として、勝ち負けがあるのは当然のことです。その勝ち負けに対して、その都度一喜一憂するのは何の意味もないということです。
たとえば、今日の取引で大勝ちしたとしても、明日の取引で大負けしたら意味がないですよね。大事なのは、勝ち負けを繰り返しながら資産を増やしていくという、トータルプラスの考え方です。
相場は相場に聞け
たとえば、経済指標発表などで悪材料が出たとします。通常ですと円高に傾くのですが、いっこうに価格が下落しない、なんてことはよくあります。ですので、いくら自分が下がると思っていても実際に下がるかどうかは相場にしかわかりません。
自分の思い込みを捨てて、相場に対して柔軟な姿勢でいることが大切という事です。
人の商い、うらやむべからず
これはなんとなく理解できますよね。
他のトレーダーが勝っているのを見聞きすると、自分も稼ぎたいという気持ちが強くなり、しなくてもよい取引をしてしまいがちです。自分の資産を増やすのに、他のトレーダーは関係ありません。他のトレーダーを羨ましく思っても意味がないという事です。
焦らずに、自分の投資スタイルを守って取引することを心がけろ、という意味です。
もうはまだなり、まだはもうなり
トレードをしていると「もうそろそろ天井だよなぁ」と思ったときありますよね?しかし、そう思ったときほどさらに上昇して「まだ上がるよね」と思ったらそこが天井だった・・
こんな経験ありますよね。相場の値動きをとらえるのは、それほど難しい事だ、ということを表した言葉です。
利食い千人力
投資をするうえで利食い(利益を確定させること)の重要さを伝えています。
投資でむずかしいのは、ポジションを保有しているときの決済タイミングです。よくあるのは決済した後(利益確定した後)に、さらに価格が思惑の方向に伸びる、ということがあります。この時思う事は、まだポジションを持っていれば良かったと考えてしまいます。
しかし、利食いをすることで含み益が確定利益に変わるのです。含み益の段階では、まだ利益になっていません。そのままポジションを保有していて、相場の急変で含み損になってしまう可能性もあります。ですので、あまり欲張らずに利益を確定させるのが好ましい、ということです。
見切り千両
思っていた思惑が外れてしまい、含み損になったポジションを保有していると、トレーダーは決断をしなければなりません。すなわち、このまま保有して価格が戻るのを待つか、ここで損切するか、という判断です。多くのトレーダーは価格が戻るのを待ちます。しかし相場が戻ることもなく、かなりのダメージを受け、どうしようもなくて損切する。というパターンが多いです。
大きなダメージを受ける前に損切することは、ある意味千両を得るのと同じくらいの価値がある、という格言です。
つかぬはやめよ
『つかぬ』とは、運・ツキが無いことを表した言葉です。日常会話の中でも「今日はツイてないな」といった感じで使いますよね。これと全く一緒です。
取引をしている最中であっても、ツイてないと感じたら無理せず相場を休みなさい。という意味です。
利食い急ぐな損急げ
損切は素早く、利は伸ばす。という投資の基本を説いた言葉です。どうしても、多くのトレーダーはこの逆をやってしまいます。それは『プロスペクト理論』が働くためです。
ですので、ポジションを保有したら指値を入れて放置しておく。というのが最良の取引方法です。
新値には黙ってつけ
『新値』とは、新しく付けた価格という意味です。おもに相場の『保ち合い』から価格が離れた直近高値や直近安値の場合を言います。俗に言うブレイクアウトです。
ですので、長く守られていた直近高値・安値を抜いてきた新値は黙って買え(売れ)という意味です。
上がった相場は自らの重みで落ちる
価格が永遠に上がり続けることはありませんよね。必ずどこかで止まります。そして、上げ幅が大きければ大きいほど、その反動も大きくなります。すなわち下落幅も大きくなります。常に相場の転換・反転を警戒しておかないと、相場が反転した時に冷静な判断ができなくなります。
材料は後から出る
チャートを見ていると、相場が急激に上昇・下降する場面がしばしば見受けられます。これは相場に影響を与える材料がある場合が多いです。しかし、実際はというと、価格が動いた後に材料に対するニュースが流れます。
ですので、ニュースが出た後に相場に乗ろうとしても乗れずに、下手をすると天井・大底などでの売買になりかねません。相場が急激に動いた場合は、その方向についていくべきか見極める必要があります。
天井三日、底百日
相場の動きの特徴を簡潔に表している言葉です。相場の上昇スピードはゆっくりなので、買いの場合は、じっくりと時間をかけて相場状況を見極めて判断すればよいですが、価格が高値圏にとどまる期間は短いという事です。そしていったん下落が始まると、その下落スピードは速いので、売る場合は迅速な判断と行動が必要になるという事です。
卵は一つのカゴに盛るな
『卵は一つのカゴに盛るな』は、分散投資の重要さを教えている言葉です。
もしも、卵を一つのカゴに入れていて、落としてしまったとしたらどうなるでしょうか?全部の卵が割れてしまう可能性が高いですよね。数個のカゴに分けておけば、落とした時のリスクも分散されます。投資も同じで一つの銘柄・通貨だけでなく、その他の銘柄・通貨を売買することでリスクを分散します。
投資資金が大きく、長期運用する際に分散投資は重要になってきます。
凧の糸と相場の金は出しきるな
凧あげは、ほとんどの方がしたことがあるのではないでしょうか?凧の糸を全部出しきってしまうと、上空で強い風が吹いた場合に、凧が風に飛ばされてしまっても対処できず、糸がプツンと切れてしまう。そんな経験があると思います。
投資資金にも同じことが言えます。余裕資金を残さずに取引してしまうと、ちょっとした相場の変化ですぐに退場してしまうといったことになりかねません。取引Lot・枚数を調整するといった資金管理が大事という事です。
投資の格言・名言まとめ
fa-check格言・名言からわかることは
fa-check-circle相場に対する心得
fa-check-circleトレードのやり方
fa-check-circle資金に関すること
fa-check-circle相場の状況判断の仕方
投資の格言・名言をまとめました。こういった格言・名言が生まれてくるのは、数々の相場を経験した先人たちの声です。これから投資をする人たちに向けてのアドバイスも含んでいる言葉です。先人たちの残した言葉を忘れずにFX取引することが、資産を増やす近道かも知れませんね。