今週のトレードはみなさんどうでしたか?昨日はアメリカの雇用統計がありましたね。今回の雇用統計は、ほぼ無風といった感じでした。
来週のFX取引に向けて、9月9日~9月13日までの週間チャート分析をしていきます。
今回の分析に使用するインジケータは、一目均衡表と、MACDを使って分析していきます。
目次
【FX】週間チャート分析・ドル円【2019・9/9~9/13】
今回使用するインジケータ:一目均衡表、MACD
※一目均衡表は本来ですと基準線・転換線などの線が表示されています。しかし管理人が一目均衡表を使う場合は、チャートの見やすさの関係で、雲のみを使用して分析していきます。
USD/JPY(ドル円)
fa-check-circle 日足
ドル円の日足チャートです。9月3日~9月6日の週は、上昇して終わりました。ただし昨日の金曜日は、ローソク足が陰線のコマ足のような形で取引が終わりました。日足のポイントは4つあります。
fa-check 4つのポイント
①:チャート上①の青い矢印が相場の流れを表しています。日足の環境認識をしてみると、全体の流れは下降トレンドです。ピンク色の雲が下降雲、水色の雲が上昇雲です。
②:チャート上②の黒丸の箇所ですが、下降雲ですが雲の厚さが薄い部分です。
③:MACDをみると③の赤丸部分でMACDとシグナルがゴールデンクロスしています。
④:チャート上④の水色の丸部分(2箇所ある)をみると、ローソク足は切り下がっていますが、それぞれのローソク足の下のMACDの位置をみてみると、MACDは切り上がっています。これは、ダイバージェンスが起きています。
①~④を総合的に判断すると、現状は下降トレンドですが、9月9日以降は、転換してくる可能性が高いです。
逆に来週の値動きが、ピンク色で表している下降雲に押さえつけられてしまうようですと、もう一段下に下降していく流れになります。もう少し詳しく見ていきます。
fa-check-circle 4時間足
4時間足のチャートです。ポイントは3つです。
fa-check 3つのポイント
①:チャート上①の緑色で囲った枠内で価格が推移しています。これは8月初めから続いています。かなり長期間レンジを組んでいます。
②:チャート上②のオレンジ色で囲った枠内で、価格が推移していく感じです。
理由としては、水色の上昇雲が横ばい状態になっているのが分かると思います。
そしてもう一つの理由としては、いったん緑色の枠内を上抜けした価格が、再度緑色の枠内に収まったことです。
③:MACD③の赤丸部分をみるとかなり高い位置にいることと、デッドクロスしそうな形になっている。上昇一服感があります。
①~③をまとめると、オレンジ色の枠内で価格が推移する。
最後に1時間足をみてみます。
fa-check-circle 1時間足
1時間足のチャートです。ポイントは2つあります。
fa-check 2つのポイント
①:チャート上①のオレンジ色枠内で価格が推移しています。黒い横のラインは106.80近辺で結構重要な価格のポイントです。一目均衡表の雲は上昇雲になっています。
②:MACDをみてみると、0ライン近くに来ています。ここから、0ラインを下抜けるのか、耐えて再び上昇するのか、といった感じです。
USD/JPYまとめ
fa-check 106.80近辺は、相場の分岐点になる可能性が高い
- 日足⇒現状下降トレンドだが、転換の可能性が高い
- 日足⇒下降雲に押さえつけられるようだと再び下落
- 日足⇒MACDはダイバージェンスしている
- 4時間足⇒長期レンジの高値近辺に価格がある
- 4時間足⇒上昇雲の横ばい
- 4時間足⇒MACDがデッドクロスしそうな形になっている
- 1時間足⇒レンジになっている
- 1時間足⇒MACDは0ラインの近くにある
日足~1時間足をまとめてみました。
これらを合わせて3つのパターンを想定してみます。
fa-check 上昇パターン
108.80近辺を、価格が下に割らずに、直近高値を上抜いたら上昇方向についていく
fa-check 下降パターン
1時間足のMACDが0ラインを割り込むのが確認できた場合は、下降方向についていく。
fa-check レンジパターン
1時間足のオレンジ色で囲った枠内の上限付近に来たらショート、下限付近にきたらロング
いかがでしたか?
ドル円は、現在重要ポイントに来ている気がします。
この『週間チャート分析』ですが、1通貨ペアを分析していくだけで、記事の文字数が多くなってしまいます。そこで、今後は1記事1通貨ペアでやっていきます。
ちなみに、もう1通貨ペアを分析しますので、しばしお待ちください。
管理人が使用しているチャートは、メタトレーダー4(MT4)というチャートです。
『インジケータ講座』でMACDを説明した時と、今回のMACDの表示方法がちがいますが、使い方は一緒です。
このMT4を使うと分析もしやすいです。MT4を使ってみたいという方は、管理人と同じ証券会社に口座開設すると、無料で使うことができます。口座開設も無料でできます。