ドル円のチャート分析に引き続き、週間チャート分析をしていきます。
Part 2で分析していく通貨ペアはEUR/JPY(ユーロ円)です。ドル円と同じく今回もクロス円でいきます。
使用するインジケータは、前記事と同じくRCI、一目均衡表を使ってチャート分析をしていきます。
目次
【FX】週間チャート分析【2019・9/23~9/27】【Part 2】
今回使用するインジケータ:RCI、一目均衡表
EUR/JPY(ユーロ円)
日足チャート
fa-check 一目均衡表の設定
転換線⇒9日、基準線⇒26日、遅行スパン⇒26日
fa-check RCIの設定
短期線⇒9日、長期線⇒26日
ユーロ円の日足チャートです。環境認識していきます。チャートは、全体的に右肩下がりになっていますね。直近の2週間程度は上昇トレンドになっています。
一目均衡表をみてみると、先週は、ローソク足が雲の中に入っていきましたが、雲の抵抗にあって下に下落して終わりました。雲も右肩下がりになっています。
そして①水色の丸部分ですが、遅行スパンが転換線を下抜いてきました。②水色の丸部分は転換線が基準線を上抜けしています。先ほど言った通り、直近は上昇トレンドです。
ただし、③水色の丸部分をみると、ローソク足が転換線を下回ってきてるのがわかります。
RCIで分析してみると短期戦が、長期線を下抜いてきてデッドクロスしています。
そしてポイントは、このデッドクロスした位置(ピンク色丸部分)が+100%~+50%の間で、デッドクロスしているということです。これは、下落余地があると考えられます。しかも短期線の角度も良い感じです。
fa-check 3つのポイント
①全体的にチャートは右肩下がりの流れ、しかし直近は上昇トレンド
②一目均衡表を見ると、ローソク足が雲の抵抗を受けて下落してきている。基準線、転換線は一進一退な感じ。
③RCIがデッドクロスしてきている
4時間足チャート
4時間足チャートです。
日足で述べたように、直近は上昇トレンドです。しかしローソク足の形状を見るとダブルトップかなと思います。しかし、直近のローソク足3本だけをみると、徐々に下げ幅が少なくなっています。しかも雲の下限付近に今はローソク足が位置しています。
一目均衡表をみると、①水色の丸部分ですが遅行スパンが基準線を下抜けしています。さらに②水色の丸部分ですが、転換線が基準線を下抜いてきています。そしてローソク足は雲の中です。
RCIは、オレンジ色枠内の動きをみると短期線はすでにー50%~ー100%の売られ過ぎゾーンに入っています。
fa-check 3つのポイント
①ローソク足の形状はダブルトップだが、徐々に下げ幅は縮小してきている。
②一目均衡表は下落を示唆しているものの、ローソクが雲の下限付近に位置していて雲のサポートを受ける可能性がある。
③RCIは、短期線が売られ過ぎゾーンに入ってきている。
1時間足チャート
1時間足チャートです。
全体的には下落勢いが強い感じですが、いったんの下げ止まり感があります。最後のローソク足がコマ足で終わっています(水色の丸部分)。ただし直近の安値を更新しています。
一目均衡表をみるとピンク色の枠内ですが転換線・基準線が平行して下落方向に向いています。雲とローソク足の距離が開き過ぎかなあという感じがします。
RCIのオレンジ色枠内をみると短期線・長期線がデッドクロスしているものの、線の角度が両方ともに横ばい状態です。しかも位置的にはー100%~ー50%の売られ過ぎゾーンに入っています。
fa-check3つのポイント
①全体的には下落だが、下げ止まり感もある
②一目均衡表は雲とローソク足の距離が開き過ぎの感じ
③RCIは短期線・長期線ともに角度が横ばいで、売られ過ぎゾーンに入っている
EUR/JPY(ユーロ円)まとめ
- 日足⇒全体的にチャートは右肩下がり、直近は上昇トレンド
- 日足⇒一目均衡表はローソク足が雲の抵抗を受け、下落
- 日足⇒RCIデッドクロス
- 4時間足⇒ローソク足の形はダブルトップ、下げ幅は縮小
- 4時間足⇒一目均衡表では、ローソク足が雲の下限付近に位置している
- 4時間足⇒RCIは短期線が売られ過ぎゾーンに入っている
- 1時間足⇒ローソク足は直近安値を更新しているが、下げ止まり感がある
- 1時間足⇒一目均衡表は、転換線・基準線と雲の乖離がある
- 1時間足⇒RCIは短期線・長期線ともに売られ過ぎゾーンに入っている
ユーロ円の日足~1時間足までをまとめました。
これらの状況を考えたうえで、戦略を練るとしたら、『戻り売り』を狙います。
4時間足・1時間足ともにRCIが売られ過ぎゾーンに入っていることを考えた場合、さらに4時間足・1時間足のローソク足と雲の関係を考慮するといったんは上昇するのかなと思います。
なので,いったん1時間足のRCIが+50%~+100%のゾーンに入り、再度下落したあたりを狙いたいですね。
戻り売りの根拠としては、まだあるのですが、1つ挙げるとすると、節目が近いという事です。
とはいえ、上昇せずにそのまま下落していく可能性もあります。月曜日のマーケットオープンがどのような感じで始まるのかで状況も変わってきます。先週の月曜日は、すごい下窓が開きましたよね。何が起きるかわかりませんので、月曜の朝一は注意しましょう。
いかがでしたか?
前記事と合わせ、ドル円とユーロ円の2通貨ペアを分析しました。
9月20日(金)のクロス円は全体的に下げて終わりました。月曜日からの動きに注目ですね。
明日は祝日ですが、トレードを頑張っていきましょう!