こんにちは。ナオトです。
前回は、ドル円を分析しました。まだご覧になっていない方は、こちらをどうぞ
今回分析していく通貨ペアは、USD/CAD(ドル・カナダドル)です。カナダは、アメリカにかなり影響される国です。そして、資源国通貨でもあるので、チェックしておくのもFX取引においては重要です。
それでは、分析していきます。今回使用するインジケータは前回同様です。
目次
今回使用するインジケータ
fa-check ボリンジャーバンド⇒1σオレンジ色、2σ緑色
fa-check RSI⇒期間9日
fa-check ストキャスティクス⇒%K赤色・%D黄緑色
インジケータの詳しい使い方を知りたい方は、こちらを参考にしてください。
USD/CAD(ドル・カナダドル)
日足チャート
ドル・カナダドルの日足チャートです。
全体的な流れを見てをみると、下落していた波からの切り返しになるか?といった感じです。③の黒色の横ラインを引いてみると、わかりやすくなります。価格は1.31400付近です。この価格を、どちらの方向に向かうかで戦略が勝ってくるといったところですね。
①の水色枠内は、ローソク足の動きにフォーカスしてみました。長い上ヒゲが効いています。このあたりに売り圧力がありそうです。
ボリンジャーバンドをみると、②オレンジ色枠内ですが、±2σが両方ともに下落方向に向いています。そして、ローソク足の動きが、ボリンジャーバンドのミドルバンドに押さえられた格好になっています。
RSIをみてみると、上昇からの下落になっていますが、50%付近です。
ストキャスティクスをみると、高値圏に位置していますが、%Kと%Dがデッドクロスしそうな気配です。
fa-check 日足のポイント
- 1.31400から、どちらの方向に行くか注目
- ボリンジャーバンドの±2σの向きが両方とも下落方向
- RSIは、50%付近に位置している
- ストキャスティクスは高値圏にいるが、%Kと%Dがデッドクロスしそうな気配
4時間足チャート
ドル・カナダドルの4時間足チャートです。
①緑色枠内は、ローソク足の動きを確認です。ローソク足13本くらいでレンジを組んでいます。52時間、2日間くらいです。
上ヒゲで価格が伸びた場面もありましたが、少し長いですよね。さらに③水色の丸部分と水色枠内は、その下にもう一つもみ合いポイントがあることを表します。
③水色丸部分は1日くらいレンジで推移していました。そして、今週最後のローソク足が、ボリンジャーバンドのミドルバンドで支えられています。
ボリンジャーバンドをみると、②ピンク色丸部分ですが、エクスパンションが終わり、収縮してきそうな気配です。
RSIをみると、オレンジ色枠内ですが、買われ過ぎゾーンから下落してきています。ただし、50%付近に位置しています。
ストキャスティクスをみてみますと、赤色枠内ですが、%Kと%Dがデッドクロスしています。下落勢いもあります。
fa-check 4時間足のポイント
- 現在価格は、サポート帯の中に位置している
- ボリンジャーバンドは、これから収縮していきそう
- RSIは、買われ過ぎゾーンから下落して50%付近にいる
- ストキャスティクスは、%Kと%Dがデッドクロス
1時間足チャート
ドル・カナダドルの1時間足チャートです。
①ピンク色の枠内ですが、ここは、カナダの政策金利発表前後の動きです。予想通り据え置き発表でした。
ボリンジャーバンドをみると、②水色枠内ですが、平行状態から、少しエクスパンションしていきそうです。
RSIをみてみると、オレンジ色枠内ですが、30%~70%の間で推移しています。
ストキャスティクスをみてみると、緑色枠内ですが、直近での動きは売られ過ぎゾーンに位置していて、まだ上昇する感じには見えないです。
このまま、しばらくは20%ラインより下の位置で推移するかもしれません。
fa-check 1時間足のポイント
- ボリンジャーバンドは下降のエクスパンションになりそう
- RSIは、30%~70%の間で推移
- ストキャスティクスは、しばらくは売られ過ぎゾーンに張り付くかも
USD/CAD(ドル・カナダドル)まとめ
- 日足⇒1.31400から、どちらの方向に行くか注目
- 日足⇒ボリンジャーバンド±2σの向きが両方とも下落方向
- 日足⇒RSIは、50%付近に位置している
- 日足⇒ストキャスティクスは高値圏にいるが、%Kと%Dがデッドクロスしそうな気配
- 4時間足⇒現在価格は、サポート帯の中に位置している
- 4時間足⇒ボリンジャーバンドは、これから収縮していきそう
- 4時間足⇒RSIは、買われ過ぎゾーンから下落して50%付近に位置
- 4時間足⇒ストキャスティクスは、%Kと%Dがデッドクロス
- 1時間足⇒ボリンジャーバンドは、下降のエクスパンションになりそう
- 1時間足⇒RSIは、30%~70%の間で推移
- 1時間足⇒ストキャスティクスは、しばらくは売られ過ぎゾーンに張り付くかも
ドル・カナダドルの日足~1時間足までをまとめてみました。
結論を言うと、サポート帯を下抜けるようであれば売り戦略、サポートされて上昇するなら買い戦略です。
シナリオがいくつかあるのですが、前提条件は、中長期は上昇する。というのがあります。これは、チャートの波形から判断できます。なので、すんなりと上昇する可能性もあります。しかし、1時間足チャートの各インジケータなどをみると、サポート帯を下抜けてくる可能性が強いと思います。
来週は、このサポート帯(価格は1.31300~1.31500)を、どちらに抜けるかが焦点になると思います。
いかがでしたか?
チャートの波形という言葉を使いましたが、チャートがどういった波の形をしているのかを分かるためには、たくさんチャートを見る方法が一番です。
僕は、動画編集ソフトでチャートを録画しておき、相場が休みの日に繰り返し見ていました。
動画編集ソフトを使ってチャートの勉強をしたい方は、こちらを参考にしてください。