【FX】週間チャート分析・ドル円【2019・10/14~10/18】

B!

こんにちは、ナオトです。

 

今週のトレードはどうでしたか?イギリスのEU離脱合意の期待などで、ポンド円を中心にクロス円は爆上げしました。ファンダメンタルズで為替相場が動いた1週間でしたね。

 

それでは、来週に向けてチャート分析をしていきます。

 

目次

今回使用するインジケータ:移動平均線(MA)・ストキャスティクス

 

今回の分析で使うインジケータは移動平均線とストキャスティクスです。

設定

移動平均線
短期線⇒赤色・25日
中期線⇒青色・50日
長期線⇒黒色・75日

ストキャスティクス⇒%K、オレンジ色・%D、緑色

 

2つのインジケータの詳しい使いかたを知りたい方はこちらを参考にしてください。

 

USD/JPY(ドル円)

日足チャート

 

ドル円の日足チャートです。

 

全体的な流れを見ると、下落からの流れから、上昇に切り返してきていますね。

 

①の緑色のラインは、日足の目立つ高値と安値を表しています。現在はこの中で価格が推移している状態です。なので日足的に見ると、109.30を上抜けてこないと完全に切り返したとは言えません。

 

②のオレンジ色枠内の移動平均線は、短期・中期・長期線が横ばいです。短期・中期線は若干ですがゴールデンクロスしています。そして、現在価格は長期線を上抜いて直近の高値付近に位置しています。

 

ストキャスティクスを見ると、水色の丸部分の%K(オレンジ色)が買われ過ぎゾーンである80%を大きく上回っています。ただし、%D(緑色)が%Kに追い付いていないのでまだ上昇する可能性があります。

 

 日足のポイント

  • 全体の流れは上昇に転換の可能性が高い
  • 緑色の高値ラインを突破したら完全に上目線
  • 移動平均線はは横ばいだが、価格が長期線の上に位置している
  • ストキャスティクスは%Kが買われ過ぎゾーン
  • %Dが%Kに追い付いていないので上昇余地あり

 

4時間足チャート

 

4時間足のチャートです。

 

4時間足を見ると今週は上昇し続けて終わっているのが分かりますね。本当に爆上げでしたね。ローソク足の最後の2本は価格の上下動が激しい相場でした。

 

先に②のオレンジ色枠内についてですが、この部分は抵抗帯のエリアです。なので価格も上下動の激しい攻防になったと思います。買い方と売り方のせめぎあいが見れた一面です。

 

価格帯としては、108.30~108.60の間といったところです。

 

①緑色丸部分の移動平均線ですが、上昇パーフェクトオーダーになっています。

パーフェクトオーダー⇒短期・中期・長期線が同一方向に順番に並んでいる状態。
上昇方向であれば、上から短期・中期・長期線という順番
下降方向であれば、上から長期・中期・短期線という順番

 

上昇方向の勢いがあることを表していますね。

 

ストキャスティクスを見てみると、水色の丸部分2箇所がポイントです。短期間で2回、買われ過ぎゾーンにきていて2回目が80%ラインを下回ってデッドクロスしています。このまま調整売りが入るのかどうかがポイントです。

 

ただし、すんなり上抜けの可能性もあります。なので、ストキャスティクスを見て取引する場合、黒色の斜めラインを下回ってから売りエントリーは考える、というほうがよさそうです。

 

③のピンク色のラインは何?と感じる方もいると思います。これは価格がここまで戻ってくる可能性が高いところです107.80近辺です。これに関しては、最後のまとめで触れたいと思います。

 

 4時間足のポイント

  • 直近の2本のローソク足は価格の上下動が激しい
  • 高値の抵抗帯近辺に現在価格が到達
  • 移動平均線は上昇パーフェクトオーダー
  • ストキャスティクスは80%ラインを上抜け後、デッドクロスして80%ラインの中に入ってきた

 

1時間足チャート

 

1時間足チャートです。

 

全体的な流れは上昇です。①のオレンジ色枠内は4時間足チャートの最後のローソク足2本分の箇所です。どちらの方向に行くかわからない感じですよね。

 

移動平均線は4時間足と同じく上昇パーフェクトオーダーになっています。

 

注目は②ですが、緑色の縦線の長さと、ピンク色の縦線の長さを比べてみると、6:4くらいの割合です。これは何を意味しているかというと、短期・中期線と中期・長期線との乖離幅を比べています。

 

この乖離幅の割合が、これ以上広がると、いったんは収縮に向かうと思います。ローソク足は移動平均線から離れすぎると、移動平均線に戻ってくるという習性があります

 

そしてこの法則は、移動平均線同士でも同じことが当てはまります離れすぎた移動平均線は収束する習性があります

 

これは、覚えておいた方が良いです。どんなに上昇、下落していたとしても、必ず押し、戻りがあるのはこの習性があるためです。

 

付け加えると、先ほど見た4時間足チャートの短期線とローソク足はかなり離れています

 

ストキャスティクスを見ると、デッドクロスした後に%K、%Dともに50%付近に位置しています。そして、若干ですが、%Kが%Dを上抜けして、ゴールデンクロスしそうな感じです。もう一度、価格が高値を試しに行くかもしれません。

 

 1時間足のポイント

  • 直近はもみ合い
  • 移動平均線は上昇パーフェクトオーダー
  • 移動平均線同士の乖離幅が広がっている
  • ストキャスティクスは50%付近に位置している
  • 若干ゴールデンクロスしている

 

USD/JPY(ドル円)まとめ

 

  • 日足⇒全体的な流れは上昇に転換する可能性が高い
  • 日足⇒緑色の高値ラインを突破したら、完全に上目線
  • 日足⇒移動平均線は横ばいだが、価格が長期線の上に位置している
  • 日足⇒ストキャスティクスは%Kが買われ過ぎゾーン
  • 日足⇒%Dが%Kに追い付いていないので上昇余地あり
  • 4時間足⇒直近の2本のローソク足は価格の上下動が激しい
  • 4時間足⇒高値の抵抗帯近辺に現在価格が到達
  • 4時間足⇒移動平均線は上昇パーフェクトオーダー
  • 4時間足⇒ストキャスティクスは80%ラインを上抜け後、デッドクロスして80%ラインの中に入ってきた
  • 1時間足⇒直近はもみ合い
  • 1時間足⇒移動平均線は上昇パーフェクトオーダー
  • 1時間足⇒移動平均線同士の乖離幅が広がっている
  • 1時間足⇒ストキャスティクスは50%付近に位置している
  • 1時間足⇒若干ゴールデンクロスしている

 

ドル円の日足~1時間足までをまとめてみました。

 

移動平均線の形、ストキャスティクスの形、そして4時間足チャートのローソク足と移動平均線の乖離などを分析してみると、さらに上昇の場合は、108.60~108.70あたりを日足のローソク足が上抜いて確定したら、109.30までは買いで取引。

 

108.30を下回った場合は107.80あたりまで売りで取引という戦略でよさそうです。

 

4時間足チャートで③ピンク色のラインまで戻ってくる可能性が高いという説明をしましたが、移動平均線とローソク足との乖離、高値到達という根拠と、半値戻しするという仮定をした場合、節目と半値戻しの価格を考慮した結果です。

 

買いの場合はいったん調整がはいると思いますので、高値掴みしないようインジケータを確認しながらエントリーしましょう。

 

いかがでしたか?

 

それにしても、イギリスのEU離脱の件は、もうそろそろ結論を出してほしいですよね。このニュースが報じられるたびに相場が大荒れします。

 

そうはいっても、ファンダメンタルズ込みの取引がFX投資なので、しょうがないですね。相場が荒れていると感じたら、無理に取引するのは控えましょう。

 

週間チャート分析も2ヶ月近くしていますが、分析に利用しているチャートはMT4です。

 

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MT4(メタトレーダー4)の使い方も、こちらの記事で確認できます。

 

それでは来週も、一緒にFXトレードを頑張りましょう。

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