【FX相場予測】週間チャート分析・ドル円『激震』【2020.8/31~9/4】

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こんにちは、ナオトです。

今週後半の為替相場は値動きがヤバかったですね。8月27日(木)の夜にはパウエル発言で相場が動きました。そして翌28日の午後には、何と安倍首相が辞任を発表しました。さすがにこのニュースは驚きました。これによりクロス円が下落しました。

正直言ってこのニュースには参りました。なぜかというと金曜日の午前中に、その日の取引ポイントをチャート分析して視聴者にお知らせしている『Today Trade Point』というYouTube動画を投稿していたからです。その動画の分析では、クロス円はこれから上昇する。というコメントをしました。

Today Trade Pointについて詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。

 

それから数時間後に安倍首相の辞任報道で一気にクロス円が下落してしまったのです。このように、要人発言や経済指標発表などは対応を取るのが難しいですね。来週からの為替相場はどうなっていくのか?早速ドル円をチャート分析していきます。

使用するインジケータ:ボリンジャーバンド・ADX・RSI


目次

ドル円チャート分析

日足チャート

ドル円の日足チャートです。

ボリンジャーバンドはミドルバンド・青色/±1σ・オレンジ色/±2σ・緑色で表示しています。

ピンク色丸部分が現在価格です。

ボリンジャーバンドをみてみると①水色枠内ですが、まず最初に目を引くのはローソク足の値動きが1日で+2σから-2σまで動いたことです。ボリンジャーバンドが多少収縮ぎみとはいえ、1日での動きとしてはなかなかないことです。それだけ安倍さんの辞任はインパクトがあったという事でしょうか。

これから上昇する感じから一気に下落してしまいました。ボリンジャーバンドはややエクスパンションに入る開き方をしています。

ADXをみてみると②緑色枠内ですが、直近はトレンドが出ていない状態です。赤色のADXが黄色の横ラインより上に位置しているとトレンドが強いく出ていると判断できます。

RSIをみてみると③オレンジ色枠内ですが、上昇傾向を見せていましたが50%ラインを下抜けしてきました。

ローソク足の位置的には、直近のレンジの下限に位置しているといった感じですね。

ポイントとしては反発上昇か?レンジブレイクか?といったところです。

こちらの動画でもドル円のチャート分析をご覧いただけます↓↓↓↓

4時間足チャート

ドル円の4時間足チャートです。

日足でも言いましたが、ローソク足の動きはこれから上昇するぞ、といった感じに見えました。

ボリンジャーバンドをみてみると①水色枠内ですが、すべてのバンドが上向き上昇傾向でエクスパンションしていました。そこから一気に-2σまで価格が下落しました。

先に④赤色丸部分を説明しておくとローソク足が-2σを下抜けた後、下ヒゲで価格が戻っています。そして最後のローソク足は前の2本に比べて下落幅が小さくなっています。いったん下げ止まった感じにみえます。

ADXをみてみると②緑色枠内ですが、これだけの下落をしたにもかかわらずADXはあまり反応していませんね。少し意外です。

RSIをみてみると③オレンジ色枠内ですが、この下落の原因が分かったような気がします。それはダイバージェンス現象が起きています。いやぁ、こういうときにこそインジケータは役立つということが改めてわかりました。

同じくドル円の4時間足チャートです。

ダイバージェンス現象とは、ローソク足の動きが黄色の丸部分の2箇所をみると高値が切り上がっています。一方で、RSIの緑色丸部分の2箇所をみると、高値が切り下がっています

このように、ローソク足とRSIの動きが逆になることをダイバージェンス現象といいます。

相場の定石としては、ダイバージェンス現象が起きたときはそれまでの方向から逆の方向に向かうサインとして使われます。

逆にローソク足とインジケータの動きがそろっていることをコンバージェンスといいます。覚えておいて損はないですね。

 

少し豆知識が出たところで追加で話しておくと、当ブログでは毎週末に翌週の為替相場の動きを分析している『週間チャート分析限定版』という記事があります。この週間チャート分析記事と違って、チャート分析のコツ・相場予測・資産運用方法などを詳しく書いています。

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4時間足でダイバージェンス現象が起きていることがわかりました。さらに1時間足チャートをみていきます。

1時間足チャート

ドル円の1時間足チャートです。

ボリンジャーバンドをみてみると、かなり大きめのエクスパンション。そしてすべてのバンドが下向きになっています。しかしながら、ローソク足の動きを見ると下げ止まった感じともみ合いになるのかなといった雰囲気です。

ADXをみてみると②緑色枠内ですが、エクスパンションした当初はトレンドが強く出ていましたが、黄色の横ラインを下抜け現在はそれほど強くない状況です。

RSIをみてみると③オレンジ色枠内ですが、一気に30%の売られ過ぎ目安まで下落した後は徐々に上昇気配を見せ、現在は30%付近に位置しています。

ドル円トレード戦略

ドル円の日足~1時間足チャートを分析しました。ドル円のトレード戦略の結論を言うと売り戦略2パターン。買い戦略1パターンです。

日足チャート分析のところでも言いましたがポイントは反転上昇かレンジブレイクです。この点を踏まえ、1時間足チャートで説明していきます。

ドル円の1時間足チャートを少し拡大しています。

戦略1:戻り売り

赤色の矢印のようなイメージです。ボリンジャーバンドのミドルバンドが画像のように落ちてくると考えています。①の白いラインがレジスタンスと考えると戻り売りポイントとしては有力です。

戦略2:105円割れからのショート

②白色のゾーンがサポート帯と考えると、このサポート帯を下抜けるまでは様子見をして105円を割れてからのショートエントリーです。

戦略3:反転上昇で買い

①の白色のレジスタンスラインを上抜けたら反転と考え買いエントリーです。ミドルバンドを上抜け確定がなおいいです。

いずれにしても政治・経済的な状況での下落でしたので、今後の動きには柔軟な対応が必要です。ですので戦略は3パターンくらいは用意して相場に臨みましょう。

それでは来週からのFX取引を一緒に頑張りましょう。

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