【FX初心者】ダウ理論でトレンドを見抜く【FXのはじめかたvol.23】

B!

こんにちは、ナオトです。

FXや株を取引している投資家や、トレーダーなら必ず知っているであろうダウ理論。理論と聞くとむずかしく感じますよね。

けれど、理論と言っても6つの法則を覚えるだけ。

しかも読み終えるころには、言われてみれば当たり前なんじゃないの?的な感じになります。

チャート分析に
ダウ理論は欠かせません

なお太郎
そう、そう
FXだけでなく投資の基本になる法則だぜ

なお太郎
FXで稼ぎたいなら覚えておけよ

Twitter:ナオト(@fpnaoto_fxtrade
FX初心者に向けてつぶやいてます
この記事でわかること

ダウ理論の意味がわかる
ダウ理論の内容がわかる
チャートの見方がわかる

ダウ理論を覚えるとチャート分析がとても明確になってきますよ。

今回はこのダウ理論について説明していきます。

目次

ダウ理論とは?

 

ダウ理論の結論を言うと

トレンドを重視した理論

ダウ理論は19世紀後半に金融ジャーナリストのチャールズ・ダウが提唱した、市場での値動きを評価するための理論です。

そして、1896年にはダウ・ジョーンズ工業株平均株価を開発しました。

簡単に言うと
どんな情報もチャートに反映される
ということなんだ

なお太郎
そして、値動きからトレンドを判断すること

ダウ理論の6つの法則

このダウ理論は6つの基本法則から構成されています。ということは、この6つの基本法則がわかるようになることがダウ理論を理解するうえでの重要ポイントになりますね。

では、順番に6つの法則をみていきましょう。

当ブログには
『週間チャート分析限定版』記事があるよ。
相場の動きをチャートを使って分析してます

なお太郎
テクニカル分析について
覚えたい・苦手・むずかしそう
と思ってるなら読んでみてな

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平均はすべての事象を織り込む

チャートの値動きがすべてを語る

政府が発表する経済統計や企業の業績・更には自然災害の様な予測不可能な事象に至るまで、需給に関するあらゆる事象はすべて市場価格に織り込まれる。
市場価格はあらゆるファンダメンタル(材料)の反映であるという考えであり、その意味で効率的市場仮説の主張に基づいた考えともいえる。

為替レートは各国の経済・政治・金利の状況や首相・大統領・中央銀行総裁などの要人発言などといったファンダメンタルズの影響を受けますよね。

そして投資家たちの取引、つまり買ったり売ったりして、利益確定や損切などを行う行為にも為替レートは左右します。

 

価格が日々変動する理由は、こういった諸事情が変化しているためです。ダウ理論はこういった情報もすべ市場価格に織り込まれると唱えています。

結論をいうと為替レートの未来を分析することは、チャートの値動きをみていればよいということです。

トレンドは3種類ある

ダウ理論では価格変動の分析において市場動向(トレンド)を重視する。そのトレンドを以下の3つに分類している。

1. 主要トレンド:1年~数年のサイクル

2. 二次トレンド:3週間~3ヶ月のサイクル

3. 小トレンド:3週間未満のトレンド

これらのトレンドは独立しているのではなく、二次トレンドは主要トレンドの調整局面であり、小トレンドは二次トレンドの調整局面としてとらえられる。

ダウ理論が重視しているのはトレンドです。為替レートの値動きはトレンドによって支配されているという考え方になります。

 

主要トレンドは3段階の構成

また、主要トレンドは買い手の動向によって3つの段階からなる
1. 先行期:市場価格が下落し全ての悪材料は織り込み済みと判断した少数の投資家が、いわゆる底値買いをする時期。価格は下落しているが底値圏で上下している。

2. 追随期:市場価格の上昇を見て追随者が買いを入れる時期。上昇局面にある。

3. 利食い期:価格が充分に上昇したところで、先行期に買いを入れた投資家が売りに出て利益を確定する時期。価格はすでにその前から上昇局面にあるものの、その上昇する値幅は小さくなっている。

為替レートの値動きだけでなく投資家の心理という観点からみて、3つの局面があるというのがダウ理論の考え方です。

第1局面に当てはまるのが、市場全体の考え方に反して少数の投資家が買いを入れる段階です。この時点では、まだ値動きは緩やかなものとなっています。

第2局面では、市場全体が買いの動きに追随して急激な価格変動が起きます。チャート分析などを重視して取引を行う投資家が買いを入れる局面でもあります。

第3局面では、第1局面で買いを入れた投資家たちの利食いが入ります。価格はまだ上昇しているものの、上昇幅はだんだん小さくなっていきやがてトレンドの終焉を迎えます。

 

第1局面が上のチャートの黄色で囲った部分です。底値で買っているのが分かります。

第2局面は多数の市場参加者が買いを入れる局面となります。赤色で囲った部分です。

第3局面は青色で囲った部分になります。第1局面で買った投資家たちが、いわゆる売り抜ける局面です。

平均は相互に確認される

複数の平均的指標が存在する場合、その両者に同じシグナルが見られないなら明らかにトレンドとしてとらえることはできないと考える。
もっともシグナルが同時期に出現する必要はないものの、直近においてシグナルが発生していればトレンドとしてとらえるべきであり、且つ可能な限り同時期に近ければ確定的としている。
ダウ理論では、トレンドは市場のノイズの様な一時的な価格変動の影響を超えて存在するものだという考え方です。
その際に重視するのが直近の高値や安値です。
これまでの高値や安値を一時的ではなく次々と明確に上回ったり、下回ったりするような状態が上昇トレンドまたは下降トレンドと認識されます。

トレンド継続と転換の見方

上昇トレンド

為替レートが直近安値を下回らず、直近高値を上回って上昇している状態

 

下降トレンド

直近安値を下回り、直近高値を上回らないまま下降している状態

トレンド転換

直近高値・安値の更新状況が逆転したとき

 

 

トレンドは出来高でも確認される

市場の終値の変動をダウは重視するが、同様にトレンド発生の確認手段として出来高の推移も重視する。
取引所で売買される株式投資においては、出来高をともなったトレンドこそ強いトレンドというダウの理論を生かすことができます。
しかしFXの取引においては出来高を確認するというやり方はなかなか無いことなので、ここでの説明は省略します。

明確な転換シグナルがでるまで継続

現在の市場で発現しているトレンドは、明確にトレンドの転換シグナルが現れるまで継続し続けるとする。
トレンドに従った売買によって多くの投資家は利益を得るのでありトレンドに逆らった売買で利益を得るのは難しい。

ダウ理論では直近高値を上回ることが上昇トレンドの継続の条件なので、高値更新は明確なトレンド継続のシグナルになります。

なので高いものをさらに高く買うという強気の順張り発想が生まれてくるのです。

ダウ理論まとめ

ダウ理論はトレンドを重視する
平均はすべての事象を織り込む
トレンドは3種類ある
主要トレンドは3つの段階で構成される
平均は相互に確認される
出来高でも確認される
明確なシグナルが出るまで継続

ダウ理論はチャート分析を重視するという考え方でしたね。なぜなら、すべての事象は市場価格に織り込むということだからです。

これって実は当たり前のことなんです。ちょっと考えれば気が付くと思いますが例えば、あなたが「買いの取引をするうえですごく有利な情報」を持っていたとします。

そうすると、あなたはどうしますか?そうです、その通貨を買いますよね

情報を持っているだけでは価格に反映されません。買うという行為をして価格に反映されます。そしてその価格を見るのはチャートです。

なのでダウはすべての事象は市場価格に織り込まれるということを提唱したわけです。ということで、チャート分析を勉強しましょう。

FX初心者の方が、FXのことをなにも知らずにトレードするのは無謀ですよね。FXの基本を勉強する方法として『本や書籍から学ぶ』ということも効率的な方法です。

まずは、基本を勉強してから資産運用を考えましょう。どういったFX本を選べばよいかわからない方は、こちらの記事を参考にしてください。

参考【FX本】初心者のためのFPが厳選したFX入門&応用本【第一弾】

 

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